三日月と習慣と歯並び

先日夜空を見上げてみるときれいな三日月が出ておりました。

月齢も星座の名前も詳しくないですが、空を見上げると季節を感じることが出来るので出勤時や帰宅時はよく空を眺めています。

みなさんは習慣にしていることはありますか?

ところでこの習慣というのはなかなか自分では気づかないものもあります。
例えばご飯を食べる時によく噛むのは左右どちらかとか、眠る時にどちら向きに寝ているかとか。

日々の習慣や癖というものは噛み合わせや歯並びにも影響を及ぼす可能性があります。

歯並びが悪いと聞くと遺伝的なものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
実際あおば歯科にも多く方が御家族で通われていますが、ご兄弟で矯正をされている方や親御さんが以前矯正をしていて子供にもぜひという方もおります。
他にも「お友だちがやっているから」などまわりにやっている方がいると安心感して始められているように感じますね。

同時に矯正と聞くと「大変なんじゃないか」「結構高いのでは」と思う方、特に大人の方は「気にはなるけど今さら」という話もうかがいます。

私は以前歯科矯正といえば「きれいな歯並びにする」ことだと思っておりました。しかしあおば歯科に勤め始めてから「矯正は歯並びをよくするだけではなく噛み合わせの改善をする」ことだと教わり、目から鱗の気分でした。

患者さんの口腔内を診させてもらうと奥歯しか歯が当たっていない方や受け口のように噛み合っている方、歯が八重歯になって生えている方など様々な患者さんがいらっしゃいました。
お話を聞くと気にはなるけど矯正までは考えていない方がほとんどでしたが、中にはその状態が当たり前となっていて特に気にしていない方もいらっしゃいました。
なかなかお口の中は人と比べることがないので実は知らないことが多いのかもしれません。

しかし歯並びが悪いことで見た目が悪いということだけではなく様々な問題も起こりやすくなるといいます。
歯磨きのしづらさから虫歯や歯周病のリスクが高くなったり、滑舌が悪くなったり、噛み合わせが悪いことで頭痛や肩凝りの原因にもなりえます。
健康に留意している方でも歯並びから来る健康へのリスクは防ぐのは難しいでしょう。

身体の不調は原因の特定が出来ればそれを対処することも可能ですが、原因の特定が難しいことも多くあります。

噛み合わせの強い方や食い縛り方はちょっとした生活習慣を返ることで改善することもあります。
例えばなにもしていない時、お口の中はどうなっていますか?
食い縛りの強い方は歯が当たっているといいますが、実はなにもしていない時歯は当たっていない状態が普通になります。

この話を聞いた時、無意識に食い縛りをしていた人は当たってるのが当たり前と思っていましたし、逆に当たっていない方もそれが当然と思っていたので非常に驚いていたことが印象的でした。

食い縛りの予防としてはマウスピースも一般的ですが舌の運動であったり頬筋の緊張を解すことも有効的です。
そういった生活習慣の見直しにより改善することもありますが歯並びは治しきれるものばかりではありません。

歯並びを治すといえば矯正になりますが、矯正にも様々な種類があります。
それぞれに長所や短所があり、症状により適した矯正があります。

あおば歯科では大きく分けて3つのタイプの矯正を取り扱っております。
1つはお子さまの顎の成長に合わせてやる顎顔面矯正。こちらはだいたい小学生1、2年生頃から始め2、3年かかるものになります。
2つ目は一般矯正でこちらは専門の矯正医が担当しており、年齢の制限はないため大人からご年配の方までどなたでも受けていただけます。
初回は無料相談を行っており、それぞれの症例に合わせてご相談を受けてから開始するものになります。
そして3つ目はインビザラインgoです。こちらは最近当院でも導入されたマウスピース矯正になります。全ての患者さんが対象となるわけではないのですが、取り外しが出来るので口腔内のメンテナンスがしやすかったり期間も他の矯正よりも早く、5ヶ月ほどを目安にしていただいております。

全ての治療に共通することではありますが、それぞれの効果には個人差があり、治療期間も前後することがあります。しかし口腔内の環境が変わることでお身体にも良い影響を与え健康への一助になればと思います。

日々の何気ない習慣も意識してみると意外な発見があるかもしれませんね。


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