献血と口腔ケア

久しぶりに献血に来ました!
きっかけは先日の千葉県豪雨により一部の献血会場が中止となるところもあり血液が不足しているといと聞いたからです。

献血されたことがある方はご存知かとは思いますが、献血を行うにはいくつもの条件があります。
健康な血液を必要としているため、服薬の有無や半年前まで遡って生肉を食べていないかなども申告が必要です。

歯科治療と献血の関係

他にも歯科に関係の深い項目があり、歯石除去を含む歯科治療を受けてから3日間も献血を行うことが出来ません。なぜかと言うと口腔内の常在菌が血中に移行し菌血症になるおそれがあるとのことです。
初めて献血を行ったときに問診票で知り、怪我でもないのに献血が出来ないことがあるのかと不思議に思った記憶があります。
今回は少し間が開いての献血の機会でしたので改めてなぜ歯科治療をすると献血ができないのか、気になって調べてみました。

本来血液というものは無菌状態です。しかし出血を伴う歯科治療により口腔内の常在菌が血液中に入ることで菌血症になります。

これは歯科治療に限られたことではなく、普段の歯磨きでも出血を伴ったり深く進行した虫歯でも起こります。健康な人であれば自己の免疫機能により増殖することはなく症状が出ることはありません。しかし献血を必要とされている方は免疫機能も低下している状態の可能性が高く菌に対する抵抗力も低下している可能性があります。そのため歯科治療後の献血には一定の制限があります。

免疫力の低下とお口のトラブル

しかしながら免疫が落ちている方というのはなにも献血が必要な方たちだけの話ではありません。
疲れや加齢による変化により免疫力が低下してしまう場合もあります。
そうなると、今までは自身の免疫機能により症状がでなかったこともトラブルとして降りかかってくる場合もあります。

身近なトラブルといえば少し疲れが溜まってしまっている時、歯が痛くなったというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

過度なストレスによる食いしばりよる歯の痛みもありますが、疲れが溜まることにより炎症が起きやすくなってしまうことによに歯や歯茎に痛みが起きることもあります。よく『疲れてくると歯茎が腫れる』とおっしゃる方もおりますね。

持病がある方の歯科治療

そして加齢や持病によって免疫力が落ちている方は出血を伴う治療には十分な注意が必要になることもあります。
持病で糖尿病がある方なども抜歯前後に抗生剤を投与しすることがあります。
また通常の歯石除去であれば問題のない場合が多いですが、歯石が多く特に炎症が強い場合はスケーリング等で歯石除去を行う前に抗生剤を投与し炎症を引かせてから行うこともあります。

予防のためのメンテナンス

他の疾患においても同様かとは思いますが、口腔内も一度悪くなってしまうともとに戻すことは容易には出来ず、改善していくにも長い時間がかかります。定期的に口腔内の環境を整え、トラブルの起きにくい状態を保つことはお口の中だけではなく全身疾患の予防にもつながります。

病院と聞くと痛くなってから行くという方も多いかとは思いますが「予防のためのメンテナンス」という習慣も是非おすすめしたいです。