気になる口臭の原因とは?

今年は梅雨に入る前から夏日を記録することもあり非常に暑い日が続いておりますね。

近年の気候変動により、昔とは異なる温度変化になかなか慣れませんがエアコンの適切な利用をするなどして乗りきりたいものです。
これからの梅雨の時期には暑さだけではなく湿気も加わり非常に過ごしにくい日もあるのではないでしょうか。

雨の時期は何かと不便であったり不快なことも多いのですが、特に通勤時電車の中が非常に湿度が高く匂いが籠ることもあります。洗濯物の生乾きの匂いなどもこの時期は多いかもしれませんね。

ところで、

匂いというものはなかなか発している人は気づかないことも多く、またとてもデリケートなために指摘することも難しいものです。

最近ではマスク生活の時期に自分の口臭に気づいて受診されるかたも少なくありません。

匂いの発生源は様々で中には呼吸器系や消化器系、肝臓疾患が原因で起こる口臭もありますが口腔内が原因であることが多いです。

口腔内につく汚れである歯石や歯垢、虫歯や歯周病などは細菌の塊でもあります。他にも加齢ストレスによる唾液の減少口臭の原因となります。

以前患者さんから言われた言葉でとても印象に残っているのが「お掃除してもらってからごはん食べた後も口臭が気にならなくなった」というものです。

その方は前回までの治療で、当院で初めて歯茎の中の歯石除去をした方でした。表面の歯石を超音波の機械で取ったことはあるとのことでしたが歯茎の中の歯石除去は初めてだったということで「どうしてここまでやるのだろう」とはじめは半信半疑のご様子でした。
歯石除去は歯周病治療の一貫として行っておりますが、もちろん口臭予防にも効果がございます。
なかなか歯周病の改善は効果を感じ難いかもしれませんが、このように口臭予防としても効果を感じていただき結果的にはとても感動されていました。

効果を感じるとこれまで以上に治療へのモチベーションも上がりますよね。

口腔内の汚れを落とすためには定期的な歯科検診はとても有効ですがそれだけでは不十分です。日々のご自宅でのセルフケアも必要となります。

近年あおば歯科ではセルフケアの重要性をより深めていくために磨き方や使用している補助器具の確認をさせていただいております。

お口の中は人それぞれ特性があり、必要な器具も変わってきます。初めはうまく出来ない方も磨けている実感がわいてくると歯磨きが楽しくなったとお声をいただくこともあります。
やはり効果が実感できると嬉しいものですよね。

まずは初めの第一歩も肝心ですがそこから続けていくことが大切です。何事も継続は力なりですね。