何事も最初の一歩から

入社時に貰った花束

今年の11月は例年になく暖かな日が続きましたね。

秋らしく感じる日は少なかったように思いますが気づけば今年もあと1ヶ月強となりました。そろそろ年末年始の準備を始める方もいらっしゃることでしょう。

よく年末に行われることとして大掃除をあげられる方も多いかと思います。近年では寒い時期にやるのではなく夏場や気候の穏やかな時に済ませてしまい年末は軽く済ませる方もいらっしゃるそうですが、もともとの由来は「煤払い」を行い歳神様を迎える準備といわれて居ます。新年を迎える準備として家の中を綺麗にして清めているわけですね。

とはいえ近年では価値観や生活習慣も変わりそのような年中行事を行わない方もいらっしゃるかもしれません。しかし何かの節目というものは新しいものを始めてみたり、今断続してしまっている悪習を断つのには良い機会になるかと存じます。

科として身近なお話をすると、口腔内の環境を良くするためにも良い習慣を続けることが大切です。

プラークコントロールという言葉をご存じですか?

ご自身の歯や歯茎に悪影響を及ぼさないために汚れを取り口腔内の状態をコントロールすることです。プラークコントロールの悪い方だと歯垢や歯石がたまり虫歯や歯周病の進行へも悪影響を及ぼします。

このプラークコントロールというのは毎日の継続によって良い状態を保つことができます。
理想をいえばお子さまのうちからプラークコントロールを意識して正しい歯磨き習慣が身に付けば良いのですが、なかなかそういった方ばかりではありません。

また、口腔内の環境は人それぞれで虫歯になりやすい人、虫歯にはなりにくいけど歯周病にはなりやすい人など様々です。

歯磨きについてのお話を聞いてみると、このような声をよく聞きます。

しっかり磨いているのに汚れがとれない・・・

子どもがなかなか磨かせてくれない

自分は磨けているつもりでも汚れが落ちていないと虫歯や歯周病は進行してしまいます。

なので歯一本一本を意識して、その歯に適した磨き方やそのための歯ブラシやフロストいったもののご提案を当院ではしております。というのも歯の隙間は歯ブラシだけでは届かず、隙間の大きさによってフロスが必要な人もいれば歯間ブラシが必要な方もいます。


まれにご家族の方が使っているからと歯間ブラシを使用しているという方もいますがそれでは入らないような歯と歯の隙間もあり、そういった方にはフロスの使用をご提案しております。


私もあおば歯科に入る前は歯科とは無縁の生活をしていたので歯ブラシ以外のものにはあまり詳しくなかったのですが、フロスの使い方やどういったものがよいのかアドバイスをいただき、今ではロールタイプのデンタルフロスを使用しています。

初めはうまく使えずY字のフロスなども試してみましたが慣れてくると気軽に出来て自分でも歯の隙間が綺麗になっている実感が持てるようになりました。

※フロス使用時のイメージ

この自分で実感できる、といつ事はモチベーションに繋がります。目に見えてすぐ感じるものもあればなかなか効果を感じにくいこともあるでしょう。

継続は力なりともいいます。習慣化するには最低でも3週間は必要とされていますが、何事も最初の一歩から始まります。

私事ではございますが、私があおば歯科に入社したのは11月でしたのでちょうど節目の月でもありました。新しい年に一歩踏み出すためにも、年末の大掃除と共に今年の振り返りをしてみようかと思います。